2010年12月6日月曜日

古着屋の屋外広告The Salvation Army: Fretex Catwalk Stunt



Advertising Agency: Kitchen Leo Burnett, Oslo, Norway
Copywriter: Thomas Askim
Art Director: Eirik Stensrud

2010年11月27日土曜日

運転中の携帯電話使用の危険性を訴える屋外広告





Advertising Agency: Mercury360, Bucharest, Romania
Creative Director: Liviu Turcanu
Creative Group Director: Adi Pasarica
Art Director: Andrei Nedea
Copywriter: Adi Pasarica
Production: Animotion / Lite Microsystems

Levi's 屋外広告

地球温暖化の屋外広告




Advertising Agency: Spring, Vancouver, Canada
Creative Director: Rob Schlyecher
Art Directors: James Filbry, Jeremy Grice, Shon Tanner
Copywriter: Jessica Mori
Photographer: Jeremy Grice
Published: July 2010

2010年10月6日水曜日

AXAのiPhoneアプリ広告。紙媒体とiPhoneの融合




Advertising Agency: Duval Guillaume Antwerp / Modem, Belgium
Account director: Dimitri Mundorff
Account Manager: Julie Van Hoecke, Floris Adriaenssens
CD: Geoffrey Hantson, Lansen Walraet
AD: Kristoff De Prins
Copy: Philippe Blondé
Agency producer: Marc Van Buggenhout
Prod Comp: TRS
Director: Felix&Paul
Producer: Mitchel Elsen
Line Producer: Sach Baylin-Stern
DOP: Van Royko
3D modeling: Jean-François Gauthier, Lorien Routhier
3D animation: Gregory Bone, Jonathan Pepin-Gangné
Painting: Augustin Togas
Audio: Raygun

2010年9月26日日曜日

ロシアWFFのシベリア虎キャンペーン



Advertising Agency: Leo Burnett, Moscow, Russia
Creative Director: Grigory Sorokin, Mikhail Kudashkin
Art Director: Vladimir Shreyder, Mikhail Derkach
Designer: Vladimir Shreyder, Andrey Sergeev
Producer: Gleb Glonti
Account Director: Anna Evdokimova
LookAtMe Account Director: Katya Bazilevskaya
LookAtMe Production Manager: Katya Nazarova
Software Production: kijjaa! digital miracles

2010年9月18日土曜日

Best Corporate Website












Wordpressでの構築


Wordpressでの構築




Audiカナダのゲリラマーケティング




Advertising Agency: Lowe Roche Advertising, Toronto, Canada
Creative Director: Geoffrey Roche
Art Director: Glen D’Souza
Copywriter: Mike Takasaki
Photographer: Tyler Williams
Account Executive: Vidas Kubilius
Additional credits: Andrew Carty, Terri Vegso, Somer Turnbull
Published: September 2010

2010年8月24日火曜日

ニュージーランドの献血広告

人に何か良心からいいことをするように促す広告は前向きなメッセージを発していることが重要だと思う。自分の行動によりどういったいいことが起きるのかということに共感した場合にのみ人はいいことを自らするから。そのいい例として紹介。

日本の公共広告、特に献血のPRは「今A型が不足してピンチ!!」(よく読むと結局全てピンチになってて全く信頼できなくなる。)とか、ネガティブなパターンが多い。長期的に良好な関係は価値観への共感によって作られるということ広告制作側はもっと意識しないといけない。




Advertising Agency: Insight, Auckland, New Zealand
Production Company: Automatic Films
Directors: Mike Oldershaw
Producer: Johnny Blick
Creative Director: Dan Davis
Art Director: Graeme Fry
Copywriter: Mike Babich
Producer: Johnny Blick
Senior Account Director: David Anderson
Account manager: Talei Wong

9月18日村上ポンタ秀一とChiyoTiaの特別バンドChiyoTia + PONTA = chiyopon?の渋谷LIVE ORANGEはこちら!

2010年8月23日月曜日

好きな日本の低予算音楽PV

やけのはら 「Good Morning Baby」

シンプルに仲間と江ノ島に行ったときの模様をとっているだけなんだけれども、自然体な楽しい雰囲気がアート系シネマっぽく好き。



Dag Force 「Real Time」

Dag ForceとはLIVE ORANGEで付き合いがあるんだけれども、彼の話によるとどうもこの映像は5万円でとったとのこと。照明を使わずカメラ一本でとってるから、写りは鮮明でないけれどもそれをうまくアートのように見せている。彼の歌とも雰囲気が凄くマッチしていて、数百万単位の制作予算を持つ大半のメジャーアーティストよりもいい出来になってると思う。




9月18日村上ポンタ秀一とChiyoTiaの特別バンドChiyoTia + PONTA = chiyopon?の渋谷LIVE ORANGEはこちら!

2010年7月29日木曜日

Olympusの広告

カメラの頑丈さと耐水性をアピールする凄くシンプルだけれど効果的な広告













Advertising Agency: Mullen, Boston, MA, USA
Executive Creative Director: Mark Wenneker
Group Creative Director: Michael Ancevic
Group Creative Director: Stephen Mietelski
ACD/Copy: Ted Jendrysik
Sr. Art Director: Tim O'Malley
Digital Designer: Josh Bean
Developers: Steve Haroutunian, Louis Gentile, Joey Tomaino
Exec Dir. of Integrated Broadcast: Liza Near
Executive Producer: Zeke Bowman
Digital Producer: Lindsey Miller
Group Account Director: Drayton Martin
Account Supervisor: Jessica Zdenek
Editor: Jessica Pearson/Toar Winter
Producer: Jamee Sheehy
Production Company: Picture Park (Boston, MA)
Executive Producer: Mark Hankey
Producer: Derek Emanuel
DP: Patrick Ruth

2010年7月17日土曜日

海外向け広告を国内で作るべきじゃない

 


日本企業が多く海外に進出するにつれ、外国向けの広告を日本の広告代理店が作る機会も増えている。
ただ、いつも気になるのは国内の広告チームが国内向け広告を作る時、一緒に海外向け広告まで作ってしまうこと。

この国内で作ってしまう問題点は二つ

1・現地の人が広告にどう反応するか十分に把握していないスタッフが制作することになる。

2・魂のないコピーができあがる。(日本の広告を直訳しただけのコピー)




1・現地の人が広告にどう反応するか十分に把握していないスタッフが制作することになる。

国によって好まれる色使いが異なる。例えば情熱を表す色が日本では赤色でもニュージーランドでは黒色だったりする。

またヨーロッパ諸国では名詞に女性形と男性形があり、それによって活用形が変わってくることは周知の通り。
ただ、国によって同じ単語でも女性形になったり男性形になったりする。
例えば「太陽」はフランスでは男性名詞、しかしドイツでは女性名詞となる。

つまり、太陽を広告の中に登場させた場合、ドイツ語圏とフランス語圏では文脈を変える必要がある。
ドイツで太陽をだすと女性らしさを印象づけるためである。



2・魂のないコピーができあがる。(日本の広告を直訳しただけのコピー)

これがよく忘れられるがかなり重要。
例えば上ででてくるUNIQLOの広告は英語としては正しい。ただインパクトがないのだ。
翻訳家が日本語の広告を直訳しただけのものなのでしょうがないと言えばしょうがない。

ただ、あくまでもこれは広告だ。文法的に正しいだけでは意味がない。(もっとも、会社によっては日本人翻訳家を雇って不自然な英語を使ってしまっているケースも多々あるが)コピーは英語のプロでなく、コピーのプロが作るべきだ。



これらの問題の解決方法はただ一つ、現地の広告のプロがチームに加わる必要がある。そしてこれは別に現地に支店を持たなくても簡単にできてしまう。現に私の会社FEELS LIKE ORANGEはルーマニアのプログラマーと連携してwebサイトの細作を行う。

インターネットの登場で海外の離れた場所にいる人と一緒に仕事をすることが容易になったからだ。もちろん一回は仕事前に提携する企業の実態を現地に訪れて確認する必要はあるが、それでもコストは大幅に低くなっている。

今後、日本が世界第2の経済大国でなくなってしまった以上、海外でどれだけ成功するかが重要になってくる。その時に製品だけでなくマーケティングも国際化していく必要がある。



Posted by Picasa

2010年7月5日月曜日

2kgのシャッツは15%多く売れる

ブラジル代表のサッカー・ユニフォームに2kgの重しをくっつけて売る実験。その時の実際に商品を手に取るお客さんの反応を映している。これで売上げが15%上昇するという結果をだしたとのこと。

実際、重くするだけで消費者に高級感やその価値の大きさを印象づける効果があるとされるが、それがよく実証された例。




Advertising Agency: Salles Chemistri/Sao Paulo/Brazil
Creative Directors: Hugo Rodrigues, Victor Hayashida
Art Director: Nelson Costa, Erico Braga
Copywriter: Cristiane Parede
Published: March 2010

2010年7月3日土曜日

AT&T a whole new world

AT&Tの映画館内での広告。

映画を見に来た人に映画風の広告を見せるというのは戦略として面白い。確実に全てをじっくり見てくれるし、環境的にも何か新しい新しいものを受け入れられやすい場所なので。

しかもこの広告は今はやりの3Dで見える映像となっている。(このブログ上のは2Dだが)

2010年7月2日金曜日

Virgin Mediaの携帯CM

映像の美しさが印象的な広告。

ただ、肝心のVirginの携帯がエンタテインメントに優れているという訴求ポイントが分かりにくくなっているのが気になる。さらに最後までみないとVirginの広告であることが分からない。

アートとして優れているが、広告なら会社のロゴや携帯自体へのクローズアップなどのシーンを差し込む必要があるのではと思ってしまう。





Title: Fantastic Journey, Company: RKCR/Y&R, Client: Virgin Media, Award: Yellow Pencil

2010年7月1日木曜日

HIV治療薬を飲む女性の90日間の記録

HIV治療薬を90日間飲み続けた女性の映像記録。薬が手に入れば劇的にHIVは治せることを強く訴えかける効果的な広告




Advertising Agency: Olgilvy, Johannesburg, South Africa
Chief Creative Officer: Fran Luckin
Executive Creative Director: Gerry Human
Creative Director: Bridget Johnson
Copywriter: Stephanie van Niekerk
Agency Producer: Lisa Wides/Debbie Dannheisser
Advertiser’s Supervisor: Sylvia de Jager
Account Manager: Patience Jolingana
Account Supervisor: Louise Johnston
Production Company: EGG FILMS Cape Town, South Africa
Director: Kim Geldenhuys
Producer: Kerry Hosford
Editor: Kobus Loots
Music: Artist/Title: Leah Siegel, Human
Art Director: Robyn Bergmann/Vidette Kay
Post Production: Black Ginger

2010年6月24日木曜日

アルゼンチンのビールCF

海外のビールの宣伝方法で、男の価値観を理解しない女性をからかうのが王道みたい。バドワイザーのWhat's UPシリーズに影響を受けたと思われる広告




Advertising Agency: Del Campo Nazca Saatchi & Saatchi, Buenos Aires, Argentina
Executive Creative Director: Maxi Itzkoff
Executive Creative Director: Mariano Serkin
Creative Director: Javier Campopiano
Copywriter: Patricio Del Sante
Art Director: Carlos Muller / Bruno Tortolano / Juan Pedro Porcaro
Agency Producer: Adrian Aspani / Camilo Rojas / Patricio Martinez
Production Company: Primo (Primo)
Editing Company: Cinecolor (Cinecolor)
Music Company: Supercharango (Supercharango)
Director: Primo (Primo)
Photographer: Leandro Fillol
Executive Account Director: Lorena Pascual (Del Campo Nazca Saatchi & Saatchi)
Booth Designer: Ad Production (Ad Production)

2010年6月18日金曜日

フォルクスワーゲンの広告

フォルクスワーゲンが個性的なユーモアのあるブランドであることを上手にアピールする広告。
一見スピードの速さを強調しているように思うが、それ以上に楽しさのある個性的な会社であることをアピールできているところに価値があると思う。









Advertising Agency: DDB, Stockholm, Sweden
Creative Director: Andreas Dahlqvist
Copywriter: Martin Lundgren
Art Director: Simon Higby
Concept: Kevin Richardson
Director: Olle Johansson-Bergholtz
Film Producer: Olle Johansson-Bergholtz

2010年6月12日土曜日

進まぬ海外への広告オフショア

今の時代広告の制作は日本国内で行う必要がない。もっと人件費が安い国で、日本よりも高いクオリティーで作れたりする。例えばルーマニアで制作されたこのコマーシャル・フィルムはかなり高いクオリティーを持っている。(代理店はYoung & Rubicamだが)



実はルーマニアはヨーロッパで最も映像技術が発達していてハリウッド映画がルーマニアで制作されたというケースもある。その中でも特に有名なのはニコールキッドマンとジュード・ロウが主演した「コールドマウンテン」。

その流れに乗って広告もルーマニアで制作されることは珍しくなくなってきた。Web制作はウクライナなども強かったりする。

日本では、海外で制作すると逐次クライアントに進捗を確認してもらうことが難しくなるというのが理由でオフショアは進んでいない。また海外で作られるものが若干日本のテイストと異なるのも一つの要因になっている。

しかし、今後この流れが日本に来るのも時間の問題だと思う。Webの発達で安い価格で動画広告等を流すことが可能な環境が整ってきている昨今、予算の少ない企業が一流の動画、Web、紙媒体広告を希望してきた時には制作費を下げる現実的な対策がオフショアだから。

世界基金のキャンペーン



フランスの大統領夫人Carla Bruniが始めたBorn HIV FreeのキャンペーンCM。HIVの暗い面ではなく、HIV親子感染が防げた時の喜びへの共感を得ることを目的としている。Coca Cola的な広告。

Agency: Global Fund
Production Company: Passion Paris Production
Director: Jack Antoine Charlot@Bonzom
Executive Producer: Marc Bodin-Joyeux & Claire Potel
Animation Production: JSCB (Je Suis Bien Content)
Production manager: Marc Jousset Perrine Capron
Script Scenario & Idée Originale: Olivier BARDY & Jack Antoine Charlot
Storyboard: Kalkaire
Art Developement: Kalkaire
Animation: Guillaume Delaunay,Dimitri Lecoussis, Damien Barrau, Davy Durand
Compositing: François Leroy, Jimmy Audoin
Sound design studio: Dîner au Motel
Sound designer: Michael Fakesch & Stéphane Papin
Voice over: Carla Bruni Sarkozy
Air date: Mid May
Music: Amy Winehouse / Universal “Black is back”

2010年6月9日水曜日

逆転発想のチャリティー・マラソン

ギニアビサウ共和国の女性は毎日水を汲むために42キロを歩いている。その事実をPRするためにギニアビサウ共和国の女性をリズボンのマラソンに招待して彼女達が毎日していることをしてもらったという企画。

これにポルトガルの人たちが反応して15の井戸が寄付された。

因にこれはスーパーマーケットのLidlが仕掛けたコーズ・マーケティング



Advertising Agency: Leo Burnett, Iberia
Creative Director: Chacho Puebla
Creative Advisor: Tura
Art Director: Renato Lopes
Copywriter: Erick Rosa
Account Director: Paula Lopes
Account Executives: Ines Almeida, Fernanda Manso
Producer: Cristina Almeida
Account assistant: Fred BentoVideo: Hugo Lage

2010年6月5日土曜日

ペンキ・メーカーの宣伝。
実際に世界中の都市をカラフルにしていくという、各地域を巻き込んだコミュニティー活動を大規模に行っていてその広告。

自社のコア・ビジネスを上手に人々の感覚に訴えるコーズ・マーケティング



Advertising Agency: Euro RSCG, London, UK
Creative Director: Fernanda Romano
Creative: Fabio Abram
Creative: Braulio Kuwabara
Agency TV Producer: Jodie Sibson Potts
Director: Adam Berg
Production Company: Stink
Production Company Producer: Ben Croker
Editorial Company: Trim
Editor: Paul Hardcastle
Post Production: Glassworks
Music Track: Go Do by Jonsi

2010年5月18日火曜日

NIKEのHIVコマーシャル

これはProduct RedのためにNIKEが作った宣伝ビデオ。
難しい問題を前向きに、そして確実にNIKEの宣伝につながるようにうまく作られている。


2010年5月9日日曜日

夢を語ることの重要性

今までビジネスモデルの優位性などの理屈を語ることに集中しすぎていたことを反省させられる出会いがあった。それは夢を語ることの重要性ということ。

出会ったのは「伝説のホテル」に出資された方。個人投資家でもない一般の方なのですが、このホテルには投資をする決意をされたと言われた。その「伝説のホテル」なるものの話を聞いていくと驚いたことに、起業した社長はホテル業を一度も手がけたことのない女性。実績が全くない。

それなのに、集めたお金は4億円を超えるというすごい結果。共感した100人以上の個人が出資しあったというのだ。

この人たちを説得するために彼女が使ったのは、通常の起業について書かれた本が教える方法と全く違う。彼女はビジネスモデルの優位性や収支モデルについて全く話をしなかったというのだ。(収支モデルなどは人に見せないだけで、しっかりと作ったものを裏に持っていたようですが)

やったのは、夢を語るということ。徹底的に具体的なまでに、彼女の夢が実現したらどのようなものになるのかというのをイメージできるように伝える努力をする。そして、なぜその夢が彼女にとって大切なのかを伝えるということだった。

彼女が、出資された方に話をするときに見せて回ったというビデオがHPでも公開されています。是非見てみてください!
「伝説のホテル」

2010年4月24日土曜日

ブランド・イメージは組織内の人が決める

LIVE ORANGEのブランドを創っていく上で、どういうイメージが適切か。こういった議論がLIVE ORANGEの内部でもいろいろあったけれども、結局自分たちの仕事への取り組み方をそのままブランド・イメージにしてしまおうと思う。

つまり、新しいことを創っていくことを楽しむ。若くて形式張らない自由な団体で、そして真剣に世界の貧困をなくしていこうとしていき、人生を最高に楽しんでいく人たちのブランドだ。

ブランド・イメージを作るとなると、社会貢献に反応する人たちはどういったイメージが必要なのか調べるべきや、巷のブランド・コンサルタント達が使っているようなモデル図を使い考えていくべきなど色々な議論があった。でも、結局そういった手法は一切使わないことにした。

それは、結局人々がそのブランドに対して持つイメージというのは、彼らがサービスを通して受けた印象から作られていくんだ。つまり、うちの広告物だけでなくてスタッフの対応などが決定的な要素になっていくんだ。

よく本等ではどう見られることが最適か消費者を調査して、それに合わせて戦略的にイメージ作りを取り組むべきという話をする。しかし、これは間違っていると思う。後付けでこういうイメージにしたいと考えても、そのイメージを決めているのはスタッフの行動なのだ。スタッフの行動が決めるのなら、理論的に考えて後からこういうイメージにしようといっても意味がない。もちろんそれに合わせてスタッフの行動を変えることにも限界がある。

実際、以前つとめていた会社でも高額な報酬を払って有名な某ブランド・コンサルティング会社を雇って社長初め、マーケティング部の管理職全員が一年以上もかかり議論しあって作っていった。その過程で何度も消費者調査を行い、例のモデル図を多用して進めていった。

でも結局そうやって外の人が作っていったイメージは合わずに、一番消費者に近かった顧客対応チームの仕事に対する考え方をそのままブランド戦略のイメージとして使うことにしてしまった。高額な費用と時間を使ってその結果だった。

そういう訳で、自分たち組織内部の人間が一番自然に振る舞えることが大事だと思う。だから、メンバーの個性をそのままブランド・イメージとして使っていくことにしました!LIVE ORANGEのロゴも合わせてかわっていくのでよろしく!

2010年4月12日月曜日

2010年4月8日木曜日

Product Redの成果!

少々古い記事だけれどもProduct Redの実績が分かりやすいのでThe Independentの記事を紹介。

市場導入後の半年間での寄付金獲得額は2千5百万ドル。それに対して、市場導入にかかった広告コストは4千万ドル。

この数値を見て、多い批判は広告費よりも寄付金が少ないのは偽善的!こんな自社の商品を寄付を絡めて買わせるよりも、直接寄付をさせる方がただしいという批判は多くあがっている。

それに反論する数字がある。Product Redが寄付している世界基金の発表によると2008年には民間(企業、個人両方を含む)からの寄付が7100万ドルであったが、そのうちRedは5400万ドルと半分以上を占めている。その他にもAmerican Idolが1000万ドルなどのまとまった寄付をしていることを考えると、個人の寄付を大きくProduct Redは上回り、その社会的重要度がよく分かる。

世界基金の2008年年次報告

そして今現在Product Redは1億4千万を累計で寄付している。寄付される側もする側も両方がWin Winの関係を作れるCause Related Marketingの最も優れた成功例だと思う。

2010年3月30日火曜日

HIVを印象的に使ったメキシコ映画

Sólo con tu pareja 日本語訳は「あなたのパートナーだけと・・・」
(正式な邦題は「最も危険な愛し方」)

ハリーポッター「アズカバンの囚人」や「天国の口、終わりの楽園」といった作品で知られるメキシコの映画監督アルフォンソ・キュアロンの若かりし時の作品。HIVが注目を浴びだした1991年のかなり斬新的な作品。

メッセージはHIVに気をつけろということだが、かなりセクシーなコメディー仕立てになっていて、HIVも上手に主人公が新しい自分を見つけるためのきっかけとして利用されている。純粋にエンターテイメントとして見れる作品に仕上げているところがさすが!





2010年3月29日月曜日

HIV感染率を0.6%に抑えたブラジル

1990年にはブラジルは南アフリカの2倍の感染者数がいて、この2国は最悪の感染国となることが予想されていた。南アフリカは現実的に25%を超える感染率まで悪化したが、ブラジルは逆に0.6%まで抑えることに成功している。

これを実現したのは、通常とは逆の発想だ。HIVの拡大を止めるために予防だけでなく、「治療」にも大きな投資をした。全ての国民に治療薬を届けることに注力したのだ。地元の診察所で治療を受けることが可能になったため、人々がそれならとHIVの検査を自発的に受けるようになり、またその検査中に予防知識の啓蒙ができるようになったのだ。

確かに、HIVであることが分かっても治療法がないのであれば、検査を受ける気にはなかなかならない。これは逆転の発想だ。

ちなみに、当時それほど豊かでなかったブラジルがなぜ高価なはずの抗レトロウイルス薬を全国民に手配することができたのか。それはWTOの協定のうち、国家の危機に際しては特許法を侵害することが実は許されているとのこと。そのため、国を挙げてジェネリック薬を作ってしまったのだ。

そんなことできたんだ!という新鮮な驚き

この話はフランシス・ウェストリー等の著書「誰が世界を変えるのか」にこの事例詳細が紹介。


関連情報や反論等は是非コメントで!

2010年3月28日日曜日

【情報募集中】アフリカでなぜコンドームが使われないか

マーケティングの力で世界の問題を解決するというのがFEELS LIKE ORANGEのコンセプト!

現在、運営しているLIVE ORANGEの他に、アフリカのHIV拡大を止めるためにコンドームの普及をするプロジェクトを立ち上げようと思っています。

そこで、下の情報を募集しています。


1.アフリカでコンドームが使われていない理由
2.それを解決しようと試みた今までの手法と成果


また、エンターテイメントの力を使ってコンドームの使用を訴える方法をとる方針です。
今一番可能性が高いのは映画です。
流通等についても情報をいただければ助かります。
(一緒にやりたい人も募集中!)

2010年3月20日土曜日

ソーシャル・メディアをマーケティング戦略全内の中に取り組む

たまたま見つけたオグルヴィのソーシャル・メディアに対する考えを示したビデオ。私達と全く同じ考え方を持っていたためご紹介。

ソーシャル・メディアはメディアコストがかからないといっても、取り組みには大きな時間の投資が必要となる。しかしながら、ユーザーに見つけてもらえる可能性も少なく、もしメディア・コストを払わないという点にだけ注目するのであれば投資効果は悪いものとなる。

しかし、よく言われるとおりソーシャル・メディアは一般消費者をブランドに巻き込んでいくことができ、より強い関係を構築できる可能性があるメディア。そのため、単体として考えるのではなく、あくまでもマーケティングのメディア・ミックスの中に取り組むという考え方が必要であると思われる。

2010年3月15日月曜日

BMWとマドンナ

かなり昔の広告だけれども、YouTubeにアップされてかなりの見られている広告。

ソーシャルメディアが広まっている今、このようなエンターテイメントを広告に利用する手法が活きる!




FEELS LIKE ORANGE, Inc

2010年3月13日土曜日

YouTubeの口コミの90%を占めるのは?

YouTubeの口コミの90%を占めるのは?
答えは音楽関係ビデオ。
(Visible Measures)の調査

実際、YouTubeの登場以来、YouTubeを使うアーティストはライブへの動員が伸びているとのこと。
著作権侵害のリスクもあるが、音楽業界はYouTubeから利益を享受しているという記事。

ただ、実際はCDの販売はレコード会社でライブはマネジメント事務所が行っているという
状況があるため単純にそううまくレコード会社は納得しないだろうが。

詳細はtelegraphの記事を


FEELS LIKE ORANGE, Inc

2010年3月10日水曜日

社会貢献はアラサー女性をターゲットに

LIVE ORANGEのメイン・ターゲットとなっているのはアラサー女性(30歳前後の女性)

なぜか?
それはLIVE ORANGEの最大の狙いが
社会貢献そのものを「かっこいい」と社会の認識を変えるところにあります。
その際に、今の日本でこの流れを作るのにはアラサー女性から広めることが、一番効率的と考えこの層をターゲットにしています。

では、なぜこのアラサー女性が一番社会貢献の流行を作る力があるとFEELS LIKE ORANGEで考えるか。

理由は
1.社会貢献に興味を持つのは女性がそもそも多い
2.男性は女性が作り出すトレンドを追う傾向
3.購買の決定は約7割女性が握っているという事実
4.女性の社会進出

1.社会貢献に興味を持つのは女性がそもそも多い

社会貢献系の集まりに行ったら、女性の割合が高いというのが大きな印象です。最近、社会貢献系の婚活イベントなるものをNGOのRoom to Readが計画しているのですが、彼らの悩みは参加希望の女性がとにかく多いけれど、男性が集まらないということ。(興味ある男性はRoom to Meetに是非参加してあげてください!)


2.男性は女性が作り出すトレンドを追う傾向



3.購買の決定は約7割女性が握っているという事実

家族内での購買決定権は女性が握っているということは、アメリカの調査で最近かなり知られるようになってきた。日本ももちろん例外ではなく2008年のハー・ストーリー㈱の調査では約7割の66.9%の家族や同棲中カップルの購買は決定されているということ。
http://www.herstory.co.jp/press/research/200811/decision_maker.html

LIVE ORANGEはこのイベント名を使ったオリジナル・グッズを今後、企業と提携で大きく販売していく計画なのでこれはかなり重要なポイント!(もちろん売り上げの一部は途上国の教育支援に使います!)

4.女性の社会進出

今の女性は社会進出を果たしていて社会的にも発言力がある。メディアや大手企業に働くこの年代の女性はとにかく多い。少し古いデータですが、大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール(以下 ABS)では、2004年の女性受講生が8%だったのに、2006年には35%にまで急激に増加しているとのこと。
http://www.news2u.net/releases/12883

彼女達が社会に与える影響力には今後さらに期待しています。(アメリカでは近い内に男女の所得が逆転されると予想されている。)

こういった理由でLIVE ORANGEはアラサー女性をターゲットにしています!

BOOK OFFが昨年夏行った、本を売ると3冊につき1円を途上国の教育に使うというプロジェクトでは、40~50歳で、一番本を売りに来る人の割合が伸びたという話もきく。どの層をターゲットにするかはまだ正解はないと思うが、試行錯誤が必要です。

2010年3月8日月曜日

広告の色を変えるだけで売り上げ2倍

コピー、商品、写真もレイアウトも変更することなく
ただ広告で使っていた色合いを変更しただけで売り上げが2倍になった。

そんなうまい話があるはずがないと思われるでしょう?
実はダイレクトマーケティングを経験したマーケターにとっては、
こういった話は良く聞くこと。

コピーとその文字のデザインを変えただけで売り上げが倍になった、
レイアウトを変えたら売り上げが限りなくゼロまで落ち込んだなどよくある話だ。

では、今回の色を変えたら売り上げが倍になったとというのはどういうケースだろうか。
正確に言うと、実は色を変えたのではなく単に色を薄くしただけだった。
シニア向けのある商品をダイレクトマーケティングにて販売したときに、
過去にあまり成果が高くなかった広告の色を薄くするという実験をしてみたのだ。

色をただ薄くして試すなんて実験をしたのには訳がある。
この過去に使った広告と言うのは期待を下回る結果を残し失敗していた。
しかし、コピーもレイアウトも問題があるように思えなかった。

それで商品を実際に買った消費者を分析して見ると、
予想していたターゲットよりも若い消費者の比率が高く、
ターゲットの年代層はほとんど反応がなかったことが分かった。

この広告でシニア層に受けなかった唯一思いつく理由は、
色が全体的に強くうるさい印象を与えていることと、(若い人は気にならないと思う程度だが)
文字の周りを囲んでいる枠などが3Dでおしゃれになっているところだった。
(枠を凝ると見にくくなる)

それで、色のトーンを全体的に抑え、3Dになっていたところを単純な平面に直したのだ。
(デザイナーはもちろん無味乾燥にされるといって反論したが)

その結果が売り上げ2倍だったのだ。
前回の広告で反応した年代の反応率は変化することなく、
ターゲットとなっているシニア層がやっと反応しだしたのだ。

つまり、これから習ったことはシニアをターゲットにした広告を作った際には、
色が強すぎないか、そして3Dや斜め文字(これをすると売り上げは半減どころではない)
などやっていないかを再度確認する必要があるということ!

2010年3月6日土曜日

朝青龍に牛乳の広告を

やりたいけど、実現が難しい広告アイディア。

「朝青龍に牛乳の広告」

商品:カルシウムが多い牛乳

キャッチ:「落ち着きを取りもどし再出発」
     カルシウムはいらいらを解消


短気な朝青龍が引退直後なので話題性ありでアイディアとして気に入ってます。
ただ、現実問題としてこの手の広告はクライアントの理解を得にくいため、
なかなか実現が難しいものです。

もし、ユーモアに理解のある牛乳メーカーのアカウントを持っている
広告代理店さんはどうぞ!